五城楼杯９＆エタフェス＆ALA・M10ベスト５

・五城９
俺は擬態使ってＶＭは夜侯使ってレミーはトリナクスを使うという何ともわかりやすい大会だった(元締めがいなかったのは残念だった)。そう、今大会の暗黙のサブタイ「使いおさめ」、各人の思い入れのカードを披露するという意味で、参加者みんなのデッキには幾分か興味があった。
前夜のmjkc系調整会を経てohshiさんの車で会場へたどりつくと青白バラクート昇天破壊的な力など、アラーラ追悼とは程遠い強キャラが跋扈しているではないか。これは意地でも勝たないと、と気を引き締めて臨むが…

ごめん。タイタン無理。蔦勘弁。壊滅的な召喚爆発しろ。
という感じで、綺麗にzenとＭ１１に蹂躙された。

Ｒ１ターボ青タイタン　○○
Ｇ１：青タイタンしかでてこなくて勝ち。
Ｇ２：青タイタン×２しかでてこなくて勝ち（ちょっときつかったｗ）。
杯と青タイタンしか入ってないんじゃないかっていうcryptic deck
Ｒ２赤単（ohshiさん）　××
Ｇ１：羽根のせるも着火剤おおくて負け。
Ｇ２：アツいゲームだった。まとめるとギデオンを１ターン早く置いてたら勝ってた。でもまーブッシュワッカーケアだったから仕方ない。
ビートとコンボとパーミッションの三位一体の赤単。ohshiさんの構築センスが光る一品。
Ｒ３赤昇天(アユムさん)　○○
Ｇ１：徴兵着地！種も焼かれず勝ち。
Ｇ２：テューンとかピアスとかサイドカード一杯引いて勝ち。
実は窯の悪鬼が入ってたとか。アユムさんはマジでいい人です。
Ｒ４ナーヤー　×○×
Ｇ１：１まわりも２まわりも小さいお…
Ｇ２：こちら先手で徴兵きまる！
Ｇ３：蔦とイーオスでアド差でてジリ貧
ピキュラレリカリー指定→シャーマンで捨てるは泣く。
Ｒ５トリコ（サクマさん）　××
Ｇ１：赤たいたんで綺麗な場に！たい（´・ω・`）たん
Ｇ２：アジャニジェイスぎでおん。おーん。
俺もパワーカード連打したい
Ｒ６赤単　×○○
Ｇ１：ガイド→ガイド＋峰→ヘルズサンダー。やめていただきたい。
Ｇ２：サイドボード１４枚投入ｗｗｗｗ火歩きでライフ２０前後をウロウロ
Ｇ３：ちなみに１４枚の内訳は火歩き４パージ２ギデオン２ピアス２白アジャニ１テューン１リンヴァーラ２

３－３。今から煽りコメへのカウンター考えておこう。
ohshiブランドのトップ８進出率がすごいので構築お願いすればよかった的な後悔とは裏腹に１枚ざしまみれでどうせ本人にしか回せないだろう的なすっぱいブドウ。
レミー先生は期待を裏切らないマジキチでした。ボブ先生ＤＣＩ水晶ありがとうございました！Ei-m先生運営おつかれさまでした！


・エタフェス
奈良旅行→五城楼杯→日帰りエタフェスという夏休み強行軍のフィナーレ。股間が消散クリーチャーになってジンジンしているジンと早朝の新幹線で出発。ZOO＝魚≧ゴブリソという無根拠なメタをたて、サイドのパイロブラストを減らしてＰｔＥに。あ、デッキはスリヴァーです。

Ｒ１ドレッジ　××
Ｇ１：様々な大会レポのＧ１にはよく茶番の２文字が現れて「うーん中身がないなあ」などと辟易していましたが、さすがに気持ちがわかりました。茶番。
Ｇ２：墓地対策しといてよかったわーと安堵の溜息をつくのも束の間、相手初動グレーターガルガドン。さすがにグレタわ。デッキに三枚のピン除去も、墓地掃除も引かず負け。
レベル９プロプレーヤーのＫＦＣによるとガルガドンタイプのドレッジは一昔前に流行ったとのこと。
Ｒ２力線　×○○
Ｇ１：ゲーム開始前に相手の場に４枚の力線。こちら先手土地置いてエンド。相手セラサンクタムからエルズペス。こちらそれをデイズ。すでに息詰まる戦い。「もし俺がカウンター握ってなくて相手の初動がペスじゃなくてオパールエッセンスだったら…！」まあそのあとフツーにオパールエッセンス出されて負けました。レガシーって本当にいいものですね。
Ｇ２：運命の大立者をセラサンクタムでもりもり大きくして殴ってくる。こちらひたすらスリヴァーを引きまくり、１匹ずつチャンプに充てて残りでどついて勝ち。勝ったよ！びっくりした。
Ｇ３：もりっとスリヴァー出して勝ち。
力線の能力に致命的なものが無いのが救いだった。デッキ自体は楽しそうだった。使ってみたい。
Ｒ３ドレッジ　×○△
Ｇ１：相手初動打開X＝0。　ち　ょ　っ　と　待　て　い
Ｇ２：墓地がこんもりしてきたところをトーモッド。もっともです。
Ｇ３：ライフ１からまくったのに時間切れ。あと２ターンあれば勝ってたのに…！ビクン２
最終戦は多分遺産を出すタイミングとアタックの仕方がミスだった。
Ｒ４ＷＢＲコン　○○
Ｇ１：キッチン悪斬爆薬布告疫病とかキツイのばっか。悪斬２体を処理した後虫の息で勝利。
Ｇ２：筋力と疫病の相殺からスタート。筋力水晶板金谷でアタックするとエディクトが飛んできたので谷をサクると返しに疫病２枚目。ほらなやっぱりだよ！板金ちゃんマジ板金。その後ポンダーで筋肉を引いてクロック増強、勝ち。
けんけんさんも言ってたけど、下位卓と上位卓はプレリとＰＴＱくらい雰囲気に差があったｗこのラインにいる人は殺しにかかってくる感じはしない。
Ｒ５ＣＴＰ？ ××
Ｇ１：相殺→スリヴァー召喚→トップカンスペ「流石にそれはケアしてました」
Ｇ２：土地１のバイアルハンドをキープ→不毛→土地ストップ＆バイアルは爆薬で流される→「やっぱりそういうハンドでしたか」→ジェイス降臨トップいじられ続けて死亡。
久々の強力な煽り師だった。つーか２ゲーム合計で４５枚くらい引いて土地４枚しか引いてない。キルケゴールだった。

２敗して目が無くなりドロップ。Ｒ５でやるデスされたのも大きい。

ＧＧさんが魚相手に無双してたマッチはかっこよかった。カナディアン・スリヴァーを組もうと思った。

・ALA・M10トップ５
パクリの×ｎパクリ。Ｍ１０は１枚もないよ。

次点《終止/Terminate》
２枚しか積んでないジャンドのレシピを理解できなかった。そして青白コン相手に全抜きするサイドボーディングを理解できなかった。軽い汎用除去は、普遍的な強さを持っている。

第５位《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara》
なんかもう、青白ければそれでいい。っていうこのスタンス。ちなみに皆知ってると思うけど、一番相性がいいカードは《天界のマントル/Celestial Mantle》です。

第４位《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
イラスト・能力ともに素晴らしい。旧スタンのヒバリデッキで、大爆発の魔道士とこれでマナロックするデッキが好きだった。その後のスタンでこれを有効活用できるデッキはトリコだったけど、マナベースが汚くてやめた。ＡＬＡ・ZENのマナベースは本当に健全です。

第３位《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》
期待を裏切るのっていい気分だよね。１位に期待がかかるでしょ？
後ろ向きビートだと要らないし前のめりなら白単でいいっていう。でも漕ぎ手とかピキュラみたいな小粒のシステム肉に羽根付けるっていうコンセプトは良かった。レガシーでいつかつかう日を願って。お疲れ様でした。

第２位《流刑への道/Path to Exile》
なんだかんだでずっと使いっぱなしだった。前半弱くて後半に強い軽量スペルは好きです。血の署名とか。デッキの除去をこれに依存して序盤のジャンドに打って勝てる気がしなくなるのはもはや懐かしさすら覚える。相手の除去に合わせてランパンできるのも戦略性があって好きだった。レガシーでも、ソープロより強いと思えるシーンはたくさんある。ソープロの方が強いけど。

第１位《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
マジックにおいて、第nターン目まで毎ターンアンタップインの土地をちゃんと置けると仮定すれば（無茶な仮定だね）、第nターンまでに使えるマナの総量ＮはＮ=Σk[1,n]=1/2n^2+1/2nとなる。第mターンにランパンするとしたら、N=Σk[1,m]+1+Σ(k+m+1)[1,n-m]=1/2n^2+3/2n-m+1となる。上の２式から土地が詰まるならなるべく遅いターンに、ランパンするなら早いターンの方がよい。俺がニッセンで使ったデッキは見た目徴兵デッキだけど、百ランでアンタップインする平地や余ったマナを有効活用する学び手、土地を置くことで大きなアドを得るエメ天など、実はフューチャリング百ランデッキだった。このデッキは本当に大好きだった。当時はマナリーク前だったので、コントロール相手だと土地詰まり気味のときあえて土地置かないとか素敵なプレイングが可能だった。もちろん徴兵の種としても優秀。環境的には血編みを受けられるサイズと能力なのは素晴らしい。
境界石やＰｔＥといったランパンの期待値を高めるギミックも、旧スタンのDaniel Gardnerの悪斬デッキから健在で、特に境界石は割られるリスクを伴いながらも決まるとわりとチートくさい動きも可能だった。勝利に直結するような派手さはないものの、目に見えにくくも大事なアドバンテージを稼いでくれる、愛しのカード。これからこいつなしでスタン組めとかわりと拷問です。
レガシーだと活躍の場は予見者テンポくらいだろーか。また機会があればぜひとも使いたい。